佐太神社(さだじんじゃ)


出雲國二ノ宮、また出雲国三大社の内の一つとして「佐陀大社」として称えられ、出雲国で最も古式を遺す神在祭、ユネスコ無形文化遺産リストに登録されている「佐陀神能」等古傳の祭祀を受ける御社です。
御本殿三社に十二柱の神々を御祀りしていますが、主祭神 佐太大神は出雲国で最も尊いとされる四大神の内の一柱で猿田彦大神と御同神です。
皆様を幸せにお導きくださる開運・招福の神として人々に厚く信仰されています。
毎年、佐太神社の参道で「佐太神社門前市」が開催されています。
会場の佐太神社参道では、神在餅発祥の地として「ぜんざい」の販売、地元産品や鮮魚の特売が行われます。
母儀人基社(はぎのひともとしゃ)

佐太神社境内南方の奥にある三笠山(みかさやま)に続く石段を登ると山腹に伊弉冉尊(いざなみのみこと)を祀る磐境(いわさか)「母儀人基社」があります。
当社は中世を通じ伊弉冉尊の陵墓である比婆山の神陵を還し祀った社と伝え、「伊弉冉社」(いざなみのやしろ)として信仰されてきました。
恐らくは古代祭祀の対象であり、社殿創建以前の御神座ではないかと思われます。
古くから子宝、安産の神として世上の信仰も厚く、特に女性の方にとっては特別な気を感じられるパワースポット的なところです。
田中神社(縁結びと縁切り)

田中神社は、佐太神社の東に位置する摂末社で、「縁結び」と「縁切り」二つの社殿が背を向けあって建つ全国でも珍しい神社です。
西社は縁結びや安産に、東社は縁切りと長寿にご利益があると言われています。「“ 縁切り ” とは、男女の悪縁をはじめ、なかなか断ち切れない様々な悪縁を除く」といったことのようです。
鹿島多久の湯


岩風呂と檜風呂には露天風呂・水風呂・サウナが完備してあり、風呂から眺める田園や山々の四季の移ろいを肌で感じることができます。
お湯は、海水に似た成分を含んでおり、入浴後の汗の蒸発を防ぐため保温効果抜群で「熱の湯」とも言われています。
バリアフリーの館内には特産品を販売する売店や地元の食材にこだわった食事処もあります。
また、無料休憩所もあり、入浴後はゆっくりくつろぐことができます。
朝日山・朝日寺


鹿島町と東長江町にまたがる、標高 342m の朝日山。朝日山は「出雲国風土記」に登場する神名火山のひとつで、山頂付近には真言宗のお寺である朝日寺があり、出雲観音霊場第 29 番札所となっています。
きつい山道を登った先には、南に宍道湖、北に日本海が広がっており、晴れた日には、遠く大山や三瓶山、隠岐の島を一望することができます。
魔納荒神(まのうこうじん)

古浦地区に鎮座する「魔納荒神(まのうこうじん)」は、探し物があるときに参詣すると怖いくらいの高確率で見つかると言われています。
地元では評判ですし、ガイドマップ『鹿島のまち歩き』にも載っていますが、たどり着くのが極めて難しい隠れスポットです。
御島(おしま)


御津湾沖にあり、夕日や月とともに浮かぶその眺めは、山陰十景の 1 位に讃えられました。
島の石段を上がったところに小島明神の祠があり、御神体は御津神社に合祀されています。
旅の神様・航路平安の神様で、古くは松江藩の参勤交代のお侍が祈願に詣でたと伝えられます。
清原太兵衛翁銅像(きよはらたへいおうどうぞう)

江戸中期、水害や飢饉からこの地を守るとともに発展の礎となった「佐陀川開削」の偉業を成した「松江藩士・清原太兵衛」の銅像が佐陀川を見守るように建っています。
佐陀川は宍道湖と日本海を結ぶ運河で、現在はプレジャーボートが係留できるマリーナも整備されています。
いやしの森


2017 年 4 月、鹿島町に新たなスポットが誕生しました。
鹿島緑化の会長 吉原さんが約 15 年の月日をかけ、山林に「いやしの森」を創り上げました。
園内を小川が流れ、カエデなど雑木林や竹林の中を散策しながら、四季の山野草を見ることができます。
いやしの森では、金・土曜限定で「週末カフェ」をオープンしており、木々の緑を眺めながらコーヒーとケーキでゆったりとくつろぐことができます。
ちょっと隠れ家的なスポットですが、みなさんも是非「いやしの森」を体験してみてはいかがでしょうか。
営業日 :
毎月第 1 週~第 3 週の金曜日、土曜日
開園時間 :
10:00 ~ 16:00
※喫茶コーナーも営業します
お問い合わせ先 :
(有) 鹿島緑化
〒 690-0801 島根県松江市鹿島町上講武 1250-1
TEL. 0852-82-2526
http://www.kashimaryokka.com
プレジャー鹿島


島根原子力館の建物内に、「特産品センタープレジャー鹿島」があります。
鹿島町をはじめ、松江市・島根県内の特産品やお土産を揃えています。
また時期により、多久の里みそを使った「味噌ソフトクリーム」や鹿島町産のゆずを使った「ゆずソフトクリーム」もあります。
ここでしか味わえない鹿島町ご当地ソフトクリームを是非味わってみてはいかがでしょうか。
店内には、喫茶コーナーもありますので、鹿島町の景色を楽しみながらお茶することができます。
鹿島町のパワースポット~古浦の陰陽石~


古浦海水浴場から見た風景です。
ここからは、鹿島町にある男島、秋鹿町にある鼻ぐり島、魚瀬町にある女島の 3 つの島を見ることができます。
男島の裏側には、隠れたパワースポット “ 陰陽石 ” と呼ばれる天然でできた岩があります。
舟やボートなど海から行かないと見ることは出来ませんが、間近で見ると圧巻です。
明星山本浄坊薬師院

当時の創立年代は不詳ですが、寺の縁起によると、昔恵心僧都諸国巡錫の際、この山に登り求聞持の法を修し、その時霊験を得て、明星を感得し明星山と号し、3 体の阿弥陀如来の像を描いて奉安したと寺伝に記されています。
当時の本尊虚空蔵はその作者は不明であり、今の寺の創立年代も不明ですが、早くより本浄坊と称し、佐太神社社僧十二坊の一つとして、元禄時代まではその寺領を受けていました。また境内の薬師堂はもと佐太神社の近くにありましたが、神仏習合の制が廃止されると共に、本浄坊の境内に移転されました。この堂には行基菩薩の作と伝えられる薬師如来を本尊として奉安してあるので、その頃から本浄坊の号も改めて、薬師院と称することになりました。